田舎暮らしを実際にしてみたよ

会社を辞めて田舎に引っ越ししてみました。実際に田舎に引っ越ししてみて感じた事など日常を書いていきます。

妻が出産して子供ができた。子を望んでもできなかったわたしと妻について

 

 

 

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長い間夫婦で子供を望んでいた。

 

妻は習慣性流産、不育症を患っていた。

 

今思えば治療にもずいぶんお金を使った。使う必要なかったのかあったのか今ではわからない。

 

流産するたびに妻は悲しんだ。

 

私も悲しんだ。

 

でも、何回も繰り返されると段々と気持ちが麻痺してくるのか、何も感じなくなる。

初めての流産はあまりにも突然で理解できなかった。

 

ただしばらくボー然としていた。

 

二回目は号泣した。悲しかった。今まで生きてきてこんなに悲しいことがるのかと思うくらい。

絶縁していた親に電話した。親は黙って話を聞いてくれた

 

三回目は覚えていない。仕事の合間に妻を病院に連れて行った。

 

妻は子宮を洗浄する手術を受けなければならない。流産するごとに。

 

妻を病院にとどけて職場に戻った。その日の記憶はあまりない。

 

ただこんな時も笑顔で仕事しないといけないのはきついなと思った。

 

4回目は全く思い出せない。

 

5回目は宮崎に移住してからか。。?

 

6回目は。。?

 

なんだ。思い出せない。


つらいというより記憶がない。

 

だから何も感じなくなっていたのか。

 

いまさらながらに気が付いた。

 

自分が記憶を無くしていることを。


昔、一人なぐさめてくれたやさしいおばぁちゃんがいた。

 

まだサラリーマンやってるときによく来てくれたお客さんのおばぁちゃん

 

私は8回流産して9回目に娘を出産したのよ。

 

パパなんてもう娘にメロメロ。

 

いまはそんな娘も無事に育って結婚して孫もいるわ。


いまは悲しいけど、悲しみは夜がかならず空けるみたいに消えていくよ。

 

生きてたらいいことがあるなんて無責任なことは言えないけれど生き続けて。

 

生きててよかったって思える日が必ず来るから。


そういって慰めてくれた。

 

いま思い出した。

 

きょうはそれだけ。