まき風呂の修理
我が家のお風呂は昔ながらのまき風呂です
今時珍しいです。
まき風呂をつかうとガス式のお風呂のありがたみがよくわかります。
燃やす木を自分で山に取りに行ったりそれを斧で割ったりしなくてもお風呂にはいれるからです。
ただガス式のお風呂とは違ってまき風呂は体の芯まで温まります。
なので冬はまき風呂でよかったと思います。
それにお金もかかりません。そのかわりに労働力はかかります。
まぁ筋トレと思えば大丈夫です。
そんな風呂も入居した当時は、風呂を炊くことができませんでした。
なので自分たちで修理することにしました。
ちなみに風呂はこんな感じ。修繕後の写真しかなかった。。
色が違うのはホーローの補修材です。
外の焚口はこんな感じです。
これも修繕した後です。ほんとは3つある金属の蓋がすべて壊れていて煙がダダ漏れでした。
壁一面が真っ黒いのは漏れ出した煙のススです。
まともに使える状態ではなかったのでそこから直すことにしました。
最初はこんな感じ。右側の排気口です。
たぶん掃除するための穴なのでしょう。ここから棒を突っ込み燃えカスやススをかき出すんだと思います。
じゃないとススがこびりついて風呂が温まらなくなるからです。
見ての通り金属が腐ってフレームが取れて全く機能してません。
薪を燃やせばここから煙がダダ漏れで危険です。
マイナスドライバーでこじって取れるフレームは取り除きました。
納屋に転がっていた金属片を持ってきます。
たぶん焚き風呂の部品だと思います。。
ほんとはホームセンターで安い金具を買って加工すれば長持ちしたかもしれません。
今回はこいつを加工して取り付けます。
長さを図ってマジックで線を引きグラインダーでカット。
ドリルで穴をあけます。
こいつを右側の排気口に合う感じで取り付けていきます。
次にこいつですね。コンクリート用のドリルです。
こいつがないとコンクリの壁に穴が開きません。
切り出したフレームを固定するネジと同じ長さにそろえるためにドリルにマジックで線を引きます。
マジックの線のところでドリルを止めればネジの長さとぴったりです。
ではさっそく。
こんな感じ。これで絶対に外れない。
上もつけましょう。
ほんとは溶接機でフレームごと作った方がいいかもしれません。
残念ながら溶接機はもってないので壁に穴をあける方向でいきました。
蓋をはめて完成。
これで煙が漏れてくることはなくなりました。
お風呂もビックリするくらい早く焚けるようになりました。
まぁ当然ですね。熱が逃げないわけですから。
でも疑問なのが前住んでいた人はどうやってお風呂を炊いていたのか?
風呂を炊くときに全身に煙を浴びていたはずです。
薪も余計に消費するし風呂も沸くのに時間がかかったはず。。
とりあえずこれで快適に風呂が焚けるようになりました。
ただコンクリのひび割れが気になります。まだ修繕の余地があるでしょう。
それはまたの機会に。。